エモーショナル・サポート・アニマル

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エモーショナルサポートアニマルとしてお役目を果たす。羊のぬいぐるみがお気に入り。

我が家の柴犬、リキ君は娘のエモーショナル・サポート・アニマル(感情支援動物)。エモーショナル・サポート・アニマルとは、盲導犬や介助犬といったサービス・アニマルとは違って特別な訓練は不要で、そこにいるだけで(just by being present)飼い主の役に立つ動物で、資格のあるカウンセラーの手紙があればエモーショナル・サポート・アニマルとして認められます。エモーショナル・サポート・アニマルはお店や公共の交通機関には入れないことがありますが、家やアパートの賃貸においては家主は、ペット禁止であってもエモーショナル・サポート・アニマルを認める必要があります。そして、ペットの追加料金を免除されます。飛行機でも、貨物としてではなく機内で移動できます。(ワシントン・ポストによるサービス・アニマルとエモーショナル・サポート・アニマルの説明(英語):https://www.washingtonpost.com/graphics/2018/national/amp-stories/service-and-support-animals-explained/)。

柴犬は「程よい距離感」が必要だと言われているようで、リキもあまりベタベタさわるとすーっと遠くへ去っていき、私たちは「冷た〜い」と嘆くのですが、娘がパニックアタックや解離に襲われそうになると異変を察知するのか、寄ってきて娘の手をペロペロと舐めてくれます。そしてそんなときは、ぴったりと寄り添ってくれるのです。でも、たとえそれがなくても、本当に「そこにいるだけで」どんなにリキに慰められることか。そして、不安感に苛まれ、アパートからなかなか出られない娘にとってリキとの散歩の時間は、太陽の光を受け、新鮮な空気を吸って季節の移り変わりを知る、貴重なリハビリの時間なのです。